このたびの平成30年 7月豪雨、9月台風並びに北海道大地震により、亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。
高麗神社の由来と歴史
■ 高句麗
高麗神社の主祭神は、かつて朝鮮半島北部に栄えた高句麗からの渡来人高麗王若光(こまのこきしじゃっこう・「王」は 他に「こしき」「こにしき」「こにきし」などとも読む)です。
最盛期は5世紀の「広開土王(こうかいどおう)」、「長寿王(ちょうじゅおう)」治世の100年間で、中華人民共和国吉林省集安県にある「広開土王碑」から、そのころの高句麗の強勢ぶりをうかがうことができます。
若光が渡来した年代についての社伝はありませんが『日本書紀』天智天皇称制5年(666年)10月高句麗から派遣された使節の中に「若光」の名があります。
『続日本紀』文武天皇大宝3年(703年)に「従五位下高麗若光に王の姓を賜う」と記されており、高句麗が668年に唐と新羅によって滅ぼされてしまったことを考えると、『日本書紀』にある「若光」と当社の御祭神である「高麗王若光」は同一人物と思われます。
■ 高麗郡建郡と高麗神社
若光は元正天皇霊亀2年(716年)武蔵国に新設された高麗郡の首長として当地に赴任してきました。当時の高麗郡は未開の原野であったといわれ、若光は、駿河(静岡)甲斐(山梨)相模(神奈川)上総・下総(千葉)常陸(茨城)下野(栃木)の各地から移り住んだ高麗人(高句麗人)1799人とともに当地の開拓に当たりました。
高麗王若光の菩提、聖天院勝楽寺(勝楽創建)
若光が当地で没した後、高麗郡民はその徳を偲び、御霊を「高麗明神」として祀りました。これが当社創建の経緯です。
高麗神社は、若光の子孫が代々宮司を務め、現宮司は60代目になります。 高麗郡は明治29年(1896年)入間郡に合併されましたが、当社はその後も広く崇敬を受けてまいりました。特に浜口雄幸、若槻禮次郎、斉藤実、小磯国昭、平沼騏一郎、鳩山一郎らが当社参拝後相次いで総理大臣となったことから「出世明神」と広く知られるようにもなりました。現在は年間約40万人の参拝があります。
第1駐車場内の将軍標(しょうぐんひょう・チャンスン)チャンスンは朝鮮半島の古い風習で、村の入り口に魔除けのために建てられました。将軍標は平成17年に大韓民国民団中央本部によって奉納されたものです。
国指定重要文化財 高麗家住宅
高麗家は高麗神社の神職を代々務めてきた旧家で、住宅は境内の隣接地にあります。 建築年代は、慶長年間(1596~1615)と伝えられています。 建築様式は古く、17世紀のものであることは確実であると指摘されています。
■国指定重要文化財
東日本の民家の中では古い形を遺している極めて重要な例とされ、昭和46年(1971)6月に重要文化財に指定されました。 永年の風雪に耐えて伝えられてきたものの、傷みがひどくなっていたため、昭和51年(1976)10月から昭和52年9月にかけて、建物の全解体による根本的大修理が行われました。現在の姿は、その修理工事の際に建設当時の姿を復元したものです。
■高麗家住宅の構造
建物は茅葺きの入母屋造りの平入りで、その大きさは桁行七間半、梁間五間で長方形の平面をなしています。
間取りは、土間と5つの部屋で構成されています。
大黒柱(棟持柱)がなく、細い柱で梁を支えているのが特徴で、桁と柱には杉、梁にはケヤキ・松が用いられています。
手斧(ちょうな)や槍鉋(やりがんな)が使用され、全面的に丸みを帯びた仕上げになっています。
見どころいっぱい「高麗家住宅」
■見学ご希望の方へ
「高麗家住宅」の内部見学をご希望の方は、事前にお問い合わせ下さい。
(午前8:30~午後5:00)
■お問い合わせ
高麗神社社務所
〒350-1243埼玉県日高市新堀833電話:042-989-1403
(午前8:30~午後5:00)
高麗神社境内
数字の各案内は俯瞰図の下でご覧いただけます。
おみくじ
高麗神社ではおみくじを5種類ご用意しています。
このうち「風水おみくじ」「幸運おみくじ」「華おみくじ」「天然石おみくじ」は、運勢の説明文のほかに様々なお守りが包まれていて、ちょっとユニークなおみくじです。この他にも、運勢や神の教えが記された従来のおみくじも根強い人気があります。
ご参拝される折には、ご参考にしてみては…
ちょっと気になるおみくじ紹介
風水おみくじ
交通アクセス
■ 電車をご利用の場合
最寄り駅は「JR高麗川駅(こまがわえき)」(JR川越線・JR八高線)です。
東京方面からお越しの方
1、池袋(JR埼京線)→川越 <乗り換え> 川越(JR川越線)→高麗川
2、池袋(東武東上線)→川越 <乗り換え> 川越(JR川越線)→高麗川
3、池袋(西武池袋線)→ 高麗 徒歩40分
4、池袋(西武池袋線)→ 飯能 タクシー10分
5、立川(JR青梅線)→拝島 <乗り換え> 拝島(JR八高線)→高麗川
6、八王子(JR八高線)→ → 拝島経由 → → → → → →高麗川
■ お車をご利用の場合
最寄りのインターチェンジは、圏央道「狭山・日高インターチェンジ」(です。
高速道路をご利用の場合
1、関越道「練馬I.C」→ <鶴ヶ島JCT>圏央道 →「狭山・日高I.C」
2、圏央道「八王子I.C」→ → → → → → → → →「狭山・日高I.C」 圏央道「狭山・日高インターチェンジ」から約20分
国道をご利用の場合
1、国道407号線「高萩」交差点を秩父方面へ「栗坪」交差点を右折
2、国道299号線「久保」交差点を川越方面へ「高麗本郷」交差点を左折
日高市近隣からのアクセス
1、県道15号(川越・日高線)「栗坪」交差点から
2、県道15号(川越・日高線)「高麗本郷」交差点から
3、県道30号(飯能・寄居線)「北平沢」交差点から
※「カーナビ」での入力キーワードはは
「高麗神社」 「埼玉県日高市新堀833」 「042-989-1403」
■ 最寄の駅から神社まで
高麗川駅から高麗神社まで
徒歩:約20分 タクシー:約5分
もう1つの駅=「西武線「高麗駅」(こまえき)」
※こちらからは徒歩で約45分です。
追記
高麗神社では、社務所へ事前のお申込みをすれば社頭案内をしてもらえるので、活用されてはいかがですか。職員と境内を巡り詳しく説明を受ける…きっと良い思い出になると思いますよ・・・
10月19日(金)13時~獅子舞奉納があります。ご参加お待ちしています。
詳細は、高麗神社社務所(電話:042-989-1403)にお尋ねください。
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」の明和町観光大使
協力(順不同・敬称略)
一般社団法人高麗1300
住所:〒350-1231 埼玉県日高市鹿山283-5-201
電話:042-978-7432 FAX:042-978-7452
埼玉県日高市役所 〒350-1292 埼玉県日高市大字南平沢1020番地
電話:042-989-2111(代表) FAX:042-989-2316(代表FAX番号)
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
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