ZIPANG-2 TOKIO 2020 ~南部一之宮 櫛引八幡宮~ 「櫛引八幡宮の建築のご紹介と流鏑馬について(その4)」

このたびの平成30年 7月豪雨、9月台風21号並びに北海道大地震により、亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。

奥州藤原氏討伐の戦功により糠部郡(ぬかのぶのこおり)を賜った南部光行が、甲斐国の八幡大明神を六戸に勧請し、貞応元年(1222)に四戸の櫛引村に社殿を造営し遷宮したのが始まりとされ、南部一之宮として多くの信仰を集めてきた八幡宮。

本殿は、江戸時代前期の社殿形式を伝える貴重な遺構として、国の重要文化財に指定されました。国宝・赤糸威鎧(あかいとおどしよろい)、国宝・白糸威褄取鎧(しろいとおどしつまどりよろい)をはじめとする宝物や建築装飾など、多くの文化財を所蔵しています。また、境内の「明治記念館」は、青森県に現存する最古の洋風建築として知られています。


ボクたちのお役目もあと二か月余りです。来年は日本にとって重大な年となりそうです。
亥(い)君頑張れ!十二年先から応援しているよ‼


ご本殿

御祭神:誉田別尊(ほんだわけのみこと):八幡大神(はちまんおおかみ)
江戸時代/三間社流造・銅板葺 慶安元年(1648年)建立 【国指定重要文化財】

「南部一之宮」にふさわしく、当時の規矩にかなった正規の構造手法が認められるものであり、その構えは壮大でかつ優美であり、屋根の流れの曲線の美しさは特筆に値します。 江戸時代前期のものですが、桃山時代の遺風が察しられる名建築であります。


それでは昨日の続きから


建物紹介(その3)


明治記念館(旧八戸小学講堂)

明治14年(1881年)竣工

明治12年(1879)11月に立柱式を挙げ、明治14年(1882)8月に完成した八戸小学講堂は、県内に現存する洋風建築では最古のものです。

校舎が完成した明治14年8月に明治天皇の東北御巡幸があり、落成したばかりのこの講堂が、行在所として用いられました。 昭和4年には「八戸市図書館」として使用され、後の昭和37年に櫛引八幡宮境内に移築され「明治記念館」として現在に至っています。


社務所

祈祷等の受付場所です。また、色々なお問い合わせの窓口やお守り等の授与所となります。
建物の雰囲気は重いですが、お気軽にお声掛け下さい。


八幡馬

「御神馬」と刻まれた台座の上に、注連縄をまとった花崗岩の八幡馬が置いてあります。
中世の武士たちは戦に勝つため神馬を奉納して祈願した。

南部の伝統工芸品「八幡馬」
日本三駒のひとつにも数えられる「八幡馬」は、約700年の歴史をもつといわれる郷土玩具の一つ。もともとは農閑期の副業として作られていた馬の木工品が、櫛引八幡宮の例祭のお土産として売られるようになり、福を呼ぶ馬「八幡馬」(やわたうま)と呼ばれるようになったと言われています。


正門前には朱色の太鼓橋がかかっています。両側には平らな道があります。
池には大きな鯉がゆうゆうと泳いでいます。


手水舎

手水舎(ちょうずや)とは、神社に来てまず手と口を清める場所です。
順序は…左手を清め、次に右手を清め、口を清めます。


大銀杏

長所(旧拝殿)には大銀杏があります。
秋には黄色の絨毯ができ、七五三の文字で来る人の目を楽しませています。


流鏑馬

奉納神事 流鏑馬

八戸根城南部 第四代師行公が、天下泰平・武運長久・領内安穏・子孫繁栄を祈願して奉納したのが、創始と伝えられ、現在も秋の例大祭で行われます。


昔話(櫛引八幡宮ものがたり)

流鏑馬やぶさめのこと

建武年間に、南部師行が根城に城を築いたころ、南部家の総本家にあたる三戸南部家は、大事な氏神である櫛引八幡宮の面倒も見れないほど、その勢いが衰えていました。
そこで根城の南部師行は本家の志を継ぎ、神社への手当や恒例のお祭りを、すべて再興しました。


八幡宮に奉納しました。

この秋田で勝利を収めた、応永18年の8月15日の櫛引八幡宮の大祭には、光経は特に念を入れ、流鏑馬の神事を奉納したと伝えられています。

この行事に参加する武士のことを、役者と呼んでいますが、この年から新しく七戸からも参加させることにしました。

よってこの年から、櫛引八幡宮への奉納の流鏑馬の神事は、八戸(根城)・七戸・三戸の各南部家から役者が参加し、相勤めるのが家例になりました。

実は、今日も櫛引八幡宮秋季例大祭には「遠野南部流鏑馬保存会」のみなさんが遠野から駆けつけておられるのです。伝統とは凄いものですね~


櫛引八幡宮「秋季例大祭」における様々な行事



櫛引八幡宮秋季例大祭では、まだまだ沢山の行事が行われていますが、一部抜粋してご紹介いたしました。
また春の桜の季節には、「春季例大祭」が行われますので、どうぞご参詣ください。
お待ちいたしております。


夜も更けましたので、この続きは明日23時55分までに、恐らく投稿できると思います?
読者の皆様には間違っても、明後日の朝日が昇るころ迄にはご覧いただけるものと思います。

我が家のヤモリは害虫駆除でまだまだ働いてくれていますが…それでは失礼いたします。


続く・・・


鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」の明和町観光大使


協力(順不同・敬称略)

南部一之宮 櫛引八幡宮 〒039-1105 青森県八戸市八幡字八幡丁3 TEL:0178-27-3053

八戸市役所 〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号(市庁別館6F)
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 ※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。    



ZIPANG-2 TOKIO 2020

2020年東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、神社仏閣、祭礼、伝統芸能、風習、匠の技の美、世界遺産、日本遺産、国宝等サイトを通じて平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです。

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