このたびの平成30年 7月豪雨、9月台風21号並びに北海道大地震により、亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。
奥州藤原氏討伐の戦功により糠部郡(ぬかのぶのこおり)を賜った南部光行が、甲斐国の八幡大明神を六戸に勧請し、貞応元年(1222)に四戸の櫛引村に社殿を造営し遷宮したのが始まりとされ、南部一之宮として多くの信仰を集めてきた八幡宮。
本殿は、江戸時代前期の社殿形式を伝える貴重な遺構として、国の重要文化財に指定されました。国宝・赤糸威鎧(あかいとおどしよろい)、国宝・白糸威褄取鎧(しろいとおどしつまどりよろい)をはじめとする宝物や建築装飾など、多くの文化財を所蔵しています。また、境内の「明治記念館」は、青森県に現存する最古の洋風建築として知られています。
ボクたちのお役目もあと二か月余りです。来年は日本にとって重大な年となりそうです。
亥(い)君頑張れ!十二年先から応援しているよ‼
ご本殿
御祭神:誉田別尊(ほんだわけのみこと):八幡大神(はちまんおおかみ)
江戸時代/三間社流造・銅板葺 慶安元年(1648年)建立 【国指定重要文化財】
「南部一之宮」にふさわしく、当時の規矩にかなった正規の構造手法が認められるものであり、その構えは壮大でかつ優美であり、屋根の流れの曲線の美しさは特筆に値します。
江戸時代前期のものですが、桃山時代の遺風が察しられる名建築であります。
それでは昨日の続きから
建物紹介(その3)
明治記念館(旧八戸小学講堂)
明治14年(1881年)竣工
明治12年(1879)11月に立柱式を挙げ、明治14年(1882)8月に完成した八戸小学講堂は、県内に現存する洋風建築では最古のものです。
校舎が完成した明治14年8月に明治天皇の東北御巡幸があり、落成したばかりのこの講堂が、行在所として用いられました。
昭和4年には「八戸市図書館」として使用され、後の昭和37年に櫛引八幡宮境内に移築され「明治記念館」として現在に至っています。
社務所
祈祷等の受付場所です。また、色々なお問い合わせの窓口やお守り等の授与所となります。
建物の雰囲気は重いですが、お気軽にお声掛け下さい。
八幡馬
「御神馬」と刻まれた台座の上に、注連縄をまとった花崗岩の八幡馬が置いてあります。
中世の武士たちは戦に勝つため神馬を奉納して祈願した。
南部の伝統工芸品「八幡馬」
日本三駒のひとつにも数えられる「八幡馬」は、約700年の歴史をもつといわれる郷土玩具の一つ。もともとは農閑期の副業として作られていた馬の木工品が、櫛引八幡宮の例祭のお土産として売られるようになり、福を呼ぶ馬「八幡馬」(やわたうま)と呼ばれるようになったと言われています。
橋
正門前には朱色の太鼓橋がかかっています。両側には平らな道があります。
池には大きな鯉がゆうゆうと泳いでいます。
手水舎
手水舎(ちょうずや)とは、神社に来てまず手と口を清める場所です。
順序は…左手を清め、次に右手を清め、口を清めます。
大銀杏
長所(旧拝殿)には大銀杏があります。
秋には黄色の絨毯ができ、七五三の文字で来る人の目を楽しませています。
流鏑馬
奉納神事 流鏑馬
八戸根城南部 第四代師行公が、天下泰平・武運長久・領内安穏・子孫繁栄を祈願して奉納したのが、創始と伝えられ、現在も秋の例大祭で行われます。
昔話(櫛引八幡宮ものがたり)
流鏑馬やぶさめのこと
建武年間に、南部師行が根城に城を築いたころ、南部家の総本家にあたる三戸南部家は、大事な氏神である櫛引八幡宮の面倒も見れないほど、その勢いが衰えていました。
そこで根城の南部師行は本家の志を継ぎ、神社への手当や恒例のお祭りを、すべて再興しました。
八幡宮に奉納しました。
この秋田で勝利を収めた、応永18年の8月15日の櫛引八幡宮の大祭には、光経は特に念を入れ、流鏑馬の神事を奉納したと伝えられています。
この行事に参加する武士のことを、役者と呼んでいますが、この年から新しく七戸からも参加させることにしました。
よってこの年から、櫛引八幡宮への奉納の流鏑馬の神事は、八戸(根城)・七戸・三戸の各南部家から役者が参加し、相勤めるのが家例になりました。
実は、今日も櫛引八幡宮秋季例大祭には「遠野南部流鏑馬保存会」のみなさんが遠野から駆けつけておられるのです。伝統とは凄いものですね~
櫛引八幡宮「秋季例大祭」における様々な行事
櫛引八幡宮秋季例大祭では、まだまだ沢山の行事が行われていますが、一部抜粋してご紹介いたしました。
また春の桜の季節には、「春季例大祭」が行われますので、どうぞご参詣ください。
お待ちいたしております。
夜も更けましたので、この続きは明日23時55分までに、恐らく投稿できると思います?
読者の皆様には間違っても、明後日の朝日が昇るころ迄にはご覧いただけるものと思います。
我が家のヤモリは害虫駆除でまだまだ働いてくれていますが…それでは失礼いたします。
続く・・・
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」の明和町観光大使
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