ZIPANG-2 TOKIO 2020「『里海』生誕20周年記念シンポジウムのご案内(その4)」

望ましい沿岸海域のイメージ


環境省は、「里海」づくりの考え方を取り入れた沿岸域の水環境の保全・再生等に関する取組を促進するため、平成30年8月25日(土)に「里海」生誕20周年記念シンポジウムを共催します。

環境省では、「里海」づくりの考え方を取り入れた沿岸域の水環境の保全・再生等に関する取組を促進することとしています。  このたび、NPO法人里海づくり研究会議及び(公財)おかやま環境ネットワークとともに、これからの里海づくりを考える「里海」生誕20周年記念シンポジウムを開催します。


『里海』 生誕二十周年 記念シンポジウム  

“里海 Satoumi”20年の歩み~振り返りと将来展望~ 

開催趣旨

“里海”とは、1998年に九州大学の柳哲雄教授によって提唱され、「人手が加わること で生物多様性と生産性が高くなった沿岸海域」と定義されました。2006年には「里海論 (柳,2006)」が出版され、“里海”という言葉と概念は、2007年6月の「21世紀環境立国戦略」、同年11月の「第3次生物多様性国家戦略」、2008年3月の「海洋基本計画」等 に盛り込まれています。また、2018年5月15日に閣議決定された第3期海洋基本計画に おいても、「高い生産性と生物多様性が維持されている“里海”の経験を沿岸域の総合的 管理等に積極的に活用」が明記されました。

“瀬戸内海生まれ日本発”の“里海”は、2006年の世界閉鎖性海域環境保全会議 (EMECS7)で“Sato-Umi”として紹介されて以来、国際的にも注目を浴び、Satoumi Workshopが盛んに開催されるようになり、アメリカ合衆国やフランス、インドネシア、アフリカ諸国など世界各地に広がっています。“里海”が誕生して20周年を迎えた今、我が国を 代表する“里海”づくりに奔走する様々な立場の人達が世代や地域、立場を越えて一堂に 会し、「世界に発信する日本の“Satoumi”」について考えます。

人と自然の豊かな共生

基調講演Ⅰ:柳哲雄氏
“里海”という言葉と概念の生みの親。沿岸海洋学、気象・海洋物理の専門家。海洋観測入門、 海の科学、里海論、里海創生論など著書多数。里海づくりに世界各地を奔走中。国内外に広がっ た里海の歴史を辿り、これからの里海づくりを考える。

基調講演Ⅱ:釣田いずみ氏
海洋政策研究財団の研究員時代にICM(Integratede Coastal Management)モデルサイトと して岡山県日生町を担当。東京大学に移籍後も6年以上にわたり日生の里海について研究。
      :備前市立日生中学校+岡山学芸館高校
備前市立日生中学校は2013年から、岡山学芸館高校は2017年から、アマモ場再生活動に漁師達とともに取り組み、一生忘れられないインパクトある貴重な体験に。子ども達が新鮮な感覚で捉えた里海づくりの姿を表現する。

基調講演Ⅲ:太田義孝氏
ワシントン大学 Research Assistant Professor。専門は社会人類学、海洋管理に関わる公共 政策。世界各地の海で現地調査と資源管理の学際的研究に従事。“海の未来”を予測するネレウ スプログラムを、自然科学と社会科学をつなぐ政策ディレクターとして統括する。


1.開催概要について 

(1)日時
平成30年8月25日(土)9時00分から17時00分まで (8時30分開場)

(2)場所
岡山県備前市立日生市民会館(会場収容人数:700名)
住所:岡山県備前市日生町日生241-87
最寄駅:JR赤穂線日生駅 徒歩5分

(3)参加費
無料

(4)主催者・共催者
主催:NPO法人里海づくり研究会議・(公財)おかやま環境ネットワーク
共催:環境省・生活協同組合おかやまコープ・ 備前市里海里山ブランド推進協議会 with ICM

(5)内容
<基調講演>
基調講演Ⅰ「" 里海 Satoumi "20年の歩み」
柳 哲雄氏/NPO法人里海づくり研究会議副理事長・九州大学名誉教授・
(公財)国際エメックスセンター特別研究員 

 基調講演Ⅱ「備前市日生"アマモとカキの里海"から見えるもの」
釣田 いずみ氏/独立行政法人 国際協力機構(JICA)
備前市立日生中学校・岡山学芸館高等学校

基調講演Ⅲ「国際社会における里海の位置付けと役割」
太田 義孝氏/ワシントン大学 助教授

<全国各地の里海からの事例紹介>

・宮城県志津川湾:「震災と漁業再生〜いのちめぐるまちのカキ養殖〜」
太齋 彰浩氏/(一社)サスティナビリティセンター 代表理事

・東京湾:「官民連携で盛り上げる里海づくり・東京湾」
古川 恵太氏/NPO法人海辺つくり研究会 理事

・三重県志摩市:「御食国を支える里海の創生」
浦中 秀人氏/志摩市政策推進部里海推進室 室長

・岡山県備前市:「森里川海をつなぐ里海づくり~里海からの発信~」
天倉 辰己氏/日生町漁業協同組合 専務理事

・香川県:「かがわの里海づくり」
中西 正光氏/香川県環境森林部環境管理課里海グループ 課長補佐

・沖縄県恩納村:「恩納村の里海づくり~サンゴの村宣言について~」
山城 正已氏/恩納村漁業協同組合 代表理事組合長

<パネルディスカッション>

「これからの里海づくりを考える~世界に発信する日本の"Satoumi"~」
コーディネーター:鷲尾 圭司氏/(国研)水産研究・教育機構 理事(水産大学校代表)

2.参加申込方法について 参加を御希望の方は、平成30年8月17日(金)までに、下記の「参加申込書」に必要事項を御記入の上、ファクシミリ、電子メール又は郵送のいずれかの方法でお申込み下さい。

【申込先】公益財団法人おかやま環境ネットワーク 

(電話番号・ファクシミリ番号)086-256-2565
(電子メールアドレス)kankyounet@okayama.coop
(住所)〒700-0026 岡山市北区奉還町一丁目7-7 

〈昼食のご案内〉

・昼食用にお弁当を事前予約で承ります。里海米や日生の食材を使用したこだわりのお弁当です。 一食 1,000円(税込み)
・会場受付で食数分をお支払い下さい。引換券をお渡し致します。
・午前の基調講演終了後に受付で引換させていただきます。
・なお、会場周辺にはお食事処やコンビニもございますが、短時間に大勢の皆様の対応はご迷惑にもなります。ご配慮下さい。

〈駐車場のご案内〉

・備前市立日生中学校の校庭を開放いただきます。
・開放時間8:00~17:30
・駐車中の事故等について、主催者として一切の責任は負いません。ご了承の上でご利用  ください。


補足資料

世界農業遺産のシンボル「白米千枚田(しろよねせんまいだ)」

世界農業遺産に登録された「能登の里山里海」を代表する景観。 日本の棚田百選に認定され、国の名勝にも指定されています。

急斜面に、幾重にも段になり海へと広がる田んぼ。その数は全部で1,004枚。 一つ一つは小さく、耕運機も入らない狭さのため、栽培は昔ながらの手作業で行います。

水面に太陽の光がきらめく田植えの季節、日本海に沈む茜色の夕日が棚田を感動的な色に染めていきます。

夏には風にそよぐ緑の稲が青い空や海と見事なコントラストを生み出し、収穫期には黄金色の稲穂がしなやかに揺れ棚田を美しく彩ります。

10月中旬から3月中旬にかけてはイルミネーションイベント「あぜのきらめき」を楽しむことができます。 点灯するLEDは環境に配慮した太陽光発電。優しい光のイルミネーションは30分毎に色を変え、穏やかな雰囲気がその場を包み込みます。

体験内容 4月:田起こし、畦塗り 5月:田植え 6〜8月:草刈り 9月:稲刈り

オーナー田には小泉純一郎元総理はじめ。さいとうたかお氏、ちばてつや氏 など著名人のお名前も・・・

能登の朝は輪島の朝市からはじまる、海の幸、山の幸・・・


交通アクセス(車)

1:金沢より「のと里山海道」に乗り、終点「能登空港I.C」まで進む
2:終点を右折し、コンビニを左折
3:突き当り(茅葺庵三井の里)を右折、しばらく道なり
4:市街地まで直進したら「河井中央」交差点を右折(国道249号線)
5:20分ほど道なりに進むと左手に千枚田ポケットパークが見えます!

交通アクセス(公共)

金沢駅より輪島特急バスで乗車約120分輪島駅前で乗り換え、北鉄奥能登バス町野線に乗車、白米下車 ※輪島駅前(道の駅輪島ふらっと訪夢)には観光案内センター、北鉄奥能登バスもありますので、ご不明な点はそちらでも確認できます。また、往復割引乗車券も販売していますのでお気軽にお尋ねください。



協力(順不同・敬称略)

環境省〒100-8975東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎5号館 TEL 03-3581-3351

公益社団法人石川県観光連盟
〒920-8580石川県金沢市鞍月1丁目1番地TEL:076-201-8110

輪島市観光協会 〒928-0001石川県輪島市河井町20−1−131TEL 0768-22-6588

紅山子 


鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」の明和町観光大使 


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。

ZIPANG-2 TOKIO 2020

2020年東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、神社仏閣、祭礼、伝統芸能、風習、匠の技の美、世界遺産、日本遺産、国宝等サイトを通じて平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです。

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