国立公園の「ナショナルパーク」としてのブランド化
マリモ
北海道と本州の湖沼に点在する淡水性の緑藻です。阿寒湖に生育するマリモは、美しい球状の集合体をつくることから国の特別天然記念物に指定されています。
アイヌ文化を活かした景観デザインの手引きの完成について
阿寒湖温泉におけるアイヌ文化を活かした景観形成を推進するため、地域で一丸となって取り組むべきことをまとめた「アイヌ文化を活かした景観デザインの手引き」を作成しましたのでお知らせいたします。
平成30年6月13日(水)
環境省釧路自然環境事務所
阿寒摩周国立公園管理事務所
河野、末永
問い合わせ先 TEL: 0154-67-2624
本書の概要
阿寒湖温泉の商店街の皆さまに「景観形成」や「アイヌ文化の保存と発信」についてのビジョンを伺いました。その結果をもとに、当地域全体のアイヌ文様等の使用の考え方、商店街ごとのアイヌ文様等の使い方などを指針としてまとめました。商店の改修や街中の整備を行う際には、ぜひご活用ください。
発行:釧路自然環境事務所(阿寒摩周国立公園阿寒湖管理官事務所)
協力:阿寒湖温泉地区景観協議会、阿寒湖温泉の商店街の皆さま
「アイヌ文化を活かした景観デザインの手引き」抜粋
国立公園の「ナショナルパーク」としてのブランド化
【観光ビジョン】
○日本の国立公園を世界水準の「ナショナルパーク」 に。
【観光ビジョン実現プログラム2018】
・世界に通用する美しい自然資源を有する国立公園において、訪日外国人旅行者等を含むあらゆる人にとっての快適な利用を促進するため、ICTを活用し、訪日外国人旅行者向けのモデルコース等の国立公園での滞在やアクティビティに係 る情報発信を充実させるとともに障害者に対する施設情報の提供等により受入環境を整備する。また、地方環境事務所 から「自然公園法」の許認可権限の一部を移す国立公園管理事務所について、2017年に設置した5箇所に加え更に4箇所設置することで手続の迅速化を図るとともに、管理事務所ごとに、国立公園の利用の促進やプロモーションを行う民間事業者出身の担当者を新たに採用するなど、体制を強化する。【改善・強化】
・エコツーリズムを普及・推進するための広報を行うとともに、国立公園等における自然観光資源の魅力向上や多様な利用の促進を図るため、エコツーリズム推進体制の整備、ガイド等の人材育成、自然観光資源を活用したプログラム開発等、地域が実施するエコツーリズムを推進する取組に対して支援を行い、エコツーリズム推進全体構想の認定地域の増加に取り組む。【継続】
・「※国立公園満喫プロジェクト」で、先行的に実施する8つの国立公園の取組を全国の国立公園に水平展開し、デザイン等の統一性を図った標識による誘導案内や自然災害等に係る情報提供の多言語化を進めつつ、ユニバーサルデザインに対応したトイレ等の整備や公園施設の長寿命化対策の強化を図り、安定したサービスを提供する。また、ICT等の先進的技術を取り入れ、調査設計、点検等における生産性の向上を図ることで、観光資源の保全と受入環境の整備を効率的に進める。そのほか、交付金により地方公共団体を支援するとともに、民間事業者に対しても統一性・連続性のある標識・ サイン等の整備を促すため、各国立公園の管理運営計画、自然公園等施設技術指針等の活用を図る。【改善・強化】
・国立公園における、訪日外国人旅行者の体験滞在の満足度を向上させるため、「国立公園満喫プロジェクト」において、
先行的、集中的に取組を実施する8つの国立公園の重点地区の中で、利用者ニーズを踏まえ、ICT等の先進的技術を活用し、魅力的な多言語解説や情報発信の環境整備等を進める。【新規】
※国立公園満喫プロジェクトとは
環境省では「明日の日本を支える観光ビジョン」に基づき
国立公園満喫プロジェクトを推進しています。
阿寒摩周国立公園、十和田八幡平国立公園、日光国立公園、伊勢志摩国立公園、大山隠岐国立公園、阿蘇くじゅう国立公園、霧島錦江湾国立公園、慶良間諸島国立公園の8か所の国立公園で「国立公園ステップアッププログラム2020」を策定し、2020年を目標にインバウンド対応の取組を計画的・集中的に実施し、日本の国立公園を世界の旅行者が長期滞在したいと憧れる旅行目的地にします。
【観光ビジョン】
○「国立公園満喫プロジェクト」として、まずは5箇所の国立公園で、「国立公園ステップアッププログラム2020」 (仮称)を策定し、2020年を目標に、以下の取組を計画的、集中的に実施。2020年までに、外国人国立公園利用者数を年間430万人から1000万人に増やすことを目指す。
【観光ビジョン実現プログラム2018】
・「国立公園満喫プロジェクト」において、先行的、集中的に取組を実施する8つの公園ごとに国立公園を中心とした広域観光も視野に入れたマスタープランとして策定された「ステップアッププログラム2020」に基づき、公募等により民間事業者の知恵や資金を最大限活用し、国立公園に訪日外国人旅行者を呼び込むための以下の取組を実施する。また2020年 までに1,000万人の目標に向け、選定した8公園で得られた知見の他の公園への水平展開を継続するとともに、2017年度 に開発した消費額等の「質」に着目した指標を活用し、「国立公園満喫プロジェクト」の中間評価を行う。中間評価の結果を踏まえ、2020年までのプロジェクト全体のアクションプランを策定するとともに、「ステップアッププログラム2020」の改定を行う。【改善・強化】
自然満喫メニューの充実・支援
◇自然や温泉を活かしたアクティビティの充実
◇質の高いガイドの育成
◇ビジターセンターにおける民間ツアーデスクの設置
◇入場料の徴収
◇保護すべき区域と観光に活用する区域の明確化等
・「ステップアッププログラム2020」に基づき、自然や温泉を生かした体験型コンテンツの充実、質の高いガイドの育成、ビ ジターセンターや休憩所等の公共施設への民間ツアーデスクやカフェの設置、自然保全コストの一部を利用者に負担を求める仕組みの導入に向けた実証実験等の取組を、地域協議会構成メンバー、自然環境に知見を有する研究者、サー ビス提供にノウハウを有する民間事業者等多様な主体と連携しつつ実施する。【改善・強化】
・上質感のある滞在環境の創出
◇ビューポイントを核とした優先改善
◇エリア内の景観デザインの統一・電線の地中化
◇質の高い魅力的な宿泊施設等の民間施設誘致
(コンセッションの活用など)等
・「ステップアッププログラム2020」に基づき、質の高いホテルの誘致、エリア内の景観デザインの統一等の景観改善、電線の地中化等の取組を地域協議会構成メンバー及びその他の民間事業者とも連携しつつ実施する。特に、質の高いホ
テルの誘致について、民間事業者が国立公園内で投資をしやすくするため、国立公園事業制度の改善を視野に入れた
検討を行う。【改善・強化】
・海外への情報発信強化
・関係省庁等との連携の下、環境省及びJNTOが所有する映像・画像を共有し互いのプロモーションに効果的に活用す
る。また、JNTOのウェブサイトにおける国立公園のコンテンツを拡充するなど、国立公園の魅力を海外へ戦略的に発信
する。【改善・強化】
・観光資源の有効活用を目的とした関係省庁や関係自治体の一体的な取組の強化
・国定公園についても、都道府県の取組を促進
・選定した8つの国立公園ごとに設置した、関係省庁、関係地方公共団体、関係団体等からなる地域協議会において、2018年夏頃に実施するプロジェクト全体の中間評価の結果を踏まえ、観光資源の有効活用を目的とした一体的な取組の更なる強化を図るとともに、8公園の個々の事例やノウハウを他の公園に情報提供するなどして水平展開する。特に、国
立公園外も含めた旅行者目線で魅力的な取組ができるよう、広域周遊観光促進のための新たな観光地域支援事業等の国立公園内外にわたる取組との連携を強化する。【改善・強化】
<関連施策>
〇観光地域魅力創造の推進
・訪日外国人旅行者等の各地域への周遊を促進するため、地方との協働によるおおむね地方ブロック単位の連絡調整会議で地域方針の策定や事業計画の調整を行い、DMOが中心となって行う地域の関係者が連携して観光客の来訪・滞
在促進を図る、国立公園を活用した取組を支援する。【改善・強化】
続く・・・
協力
観光庁 〒100-8918東京都千代田区霞が関2-1-3電話:03-5253-8111
国土交通省 〒100−8918 東京都千代田区霞が関2-1-3 電話:03-5253-8111
環境省 〒100-8975東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎5号館 TEL 03-3581-3351
環境省釧路自然環境事務所
〒085-8639 北海道釧路市幸町10-3 釧路地方合同庁舎4階 TEL 0154-32-7500
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」の明和町観光大使
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