12月にポーランド・カトヴィツェで開催されるCOP24におけるパリ協定の運用ルールの合意に向け、その準備会合が5月にドイツ・ボンで、9月にタイ・バンコクで開かれ、活発な議論が行われました。また、10月には IPCCより1.5℃特別報告書が公表されるなど、パリ協定に基づく温暖化対策の推進に向けた種々の取り組みが進 められています。国内でも、4月にエネルギー情勢懇談会の提言、7月には第5次エネルギー基本計画が示され、これらを受けてパリ協定で提出が求められている長期低排出発展戦略の策定に向けた検討が本格的に進められていますが、将来の低炭素社会の実現のためには、温室効果ガスを抜本的に削減するイノベーションの創出が 不可欠とされています。
当機構は設立以来、抜本的なCO2削減を実現するための革新的なエネルギー・環境技術の研究開発を推進す るとともに、地球温暖化対策シナリオを作成して政策提言につなげてきました。
本シンポジウムでは、国際的な 温暖化対策の情勢を踏まえながら、全グループ・センターの最新の研究成果の報告がなされます。
環境問題、温暖化対策にご興味のある方はぜひご参加を!
開催概要
主 催: 公益財団法人 地球環境産業技術研究機構(RITE)
後 援: 経済産業省(予定)、公益社団法人 日本化学会、公益社団法人 化学工学会、 公益社団法人 日本農芸化学会、一般社団法人 エネルギー・資源学会、 一般社団法人 日本エネルギー学会
日 時: 2018年12 月19日(水) 13:00-17:25 (開場12:30)
会 場: 東京大学 伊藤謝恩ホール(本郷キャンパス 赤門東隣り)
定 員:400名(定員になり次第、締め切らさせていただきます)
参加費: 無料
プログラム
12:30
受付開始
13:00~13:05
開会挨拶
理事・研究所長 山地 憲治
13:05~13:35
招待講演
地球温暖化問題の現状と今後(予定)
経済産業省大臣官房審議官(環境問題担当) 信谷 和重
13:35~14:05
講 演 1
部門別CO₂ゼロエミッションに向けて
理事長 茅 陽一
企画調査グループ主席研究員 高木 正人
14:05~14:40
講 演 2
技術革新による低エネルギー需要の可能性とその温暖化対策への影響
システム研究グループリーダー 秋元 圭吾
14:40~15:10
コーヒーブレイク
15:10~15:45
講 演 3
高効率CO₂分離回収技術の実用化に向けた取り組み
化学研究グループリーダー 中尾 真一
15:45~16:20
講 演 4
CO₂地中貯留の実用化に向けての圧入安全管理技術開発の取り組み
CO₂貯留研究グループリーダー 薛 自求
16:20~16:55
講 演 5
持続可能な社会の実現を目指したグリーンバイオプロセスの開発
バイオ研究グループリーダー 乾 将行
16:55~17:20
講 演 6
水素社会を支える無機膜実用化への取り組み
無機膜研究センター長 中尾 真一
17:20~17:25
閉会挨拶
専務理事 本庄 孝志
ポスターセッション
コーヒーブレイクの時間から17:00までの間、ご自由にポスターをご覧いただけます。 説明員もおりますので、お気軽にご質問下さい。
※座ってお話しいただける「技術相談コーナー」も設けています。具体的なご相談事項のある方は、その旨ポスター説明員にお申し出ください。
参加登録
参加を希望される方は、
RITE ウエブサイトhttp://www.rite.or.jp/news/events/2018/10/20181219.html
よりお申し込み下さい。
最寄り駅およびバス停から伊藤国際学術研究センターまでの地図
近年、異常気象による災害が身近に、そして頻繁に起きるようになりました。その最たる要因として地球温暖化の問題が挙げられています。
その解決に向けての取組みは我国ばかりか、世界的な緊急課題でもあります。
今回のお知らせは、特にそれに向けて専門的に取り組まれているご関係の方々をはじめ、この問題に深いご関心を寄せられている多くの皆様には是非ご参加を賜りますようお待ち申し上げております。
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」の明和町観光大使
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