このたびの平成30年 7月豪雨、9月台風並びに北海道大地震により、亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。
明治記念大磯邸園について
平成30(2018)年は、明治元(1868)年から起算して満150年の年に当たります。「明治150年」関連施策の一環として、国と地方公共団体との連携の下、神奈川県大磯町に明治記念大磯邸園を設置します(平成29年11月21日閣議決定)。明治期の立憲政治の確立等に貢献した先人の業績等を後世に伝えるため、歴史的遺産である旧伊藤博文邸(滄浪閣)等を中心とする建物群及び緑地の一体的、有機的な保存・活用を図ります。
上:旧陸奥宗光邸
政府では、明治150年をきっかけに、明治以降の近代化の歩みを次世代に遺すことや、明治の精神に学び、日本の強みを再認識することが重要との観点から、「明治150年」関連施策を推進しています。
明治以降の近代化の歩みの一つとして、明治憲法の制定や議会の設置など立憲政治の確立が挙げられます。このことにより、我が国の基本的な形が築き上げられました。
ここ大磯では、明治期の立憲政治の確立に重要な役割を果たした伊藤博文や大隈重信の邸宅等の歴史的遺産が集中して残されています。
伊藤博文(右)と大隈重信(左)滄浪閣(そうろうかく)前庭にて
国土交通省では、神奈川県や大磯町と連携し、旧伊藤博文邸(滄浪閣(そうろうかく))を中心とする歴史的な建物群や緑地を一体的に保存・活用するため、「明治150年」関連施策として、「明治記念大磯邸園」の整備を進めています(平成29年11月12日閣議決定)。
本年は明治改元から満150年にあたることを記念し、区域の一部を公開します。旧大隈重信邸や旧陸奧宗光邸等の庭園の観覧、邸宅のガイドツアーとともに、明治期の立憲政治や各邸宅の人物にゆかりのある資料の展示を行います。
開催概要
■ 期間 2018年 10月23日(火) 〜 12月24日(月) ※10月23日は13:00から公開。
■ 会場 明治記念大磯邸園 (神奈川県中郡大磯町西小磯85ほか)
■ 開園時間 9:00~16:30 ※最終入園は16:00まで。
■ 休園日 水曜日 (ただし、10月24日は開園) ※詳細は下記の『明治記念大磯邸園』明治150年記念公開お知らせをご確認ください。
■入園料 無料
■ 公開内容
庭園観覧 ― 屋外の公開エリアにつき会期中は自由に観覧できます。
邸宅観覧 ― 事前申し込み制、ガイドツアー形式にて観覧可能です。
■ガイドツアー
●実施時間・定員
①【毎週月・木・土・日】
9:30(40名)、10:30(20名)、11:30(40名)、13:30(20 名)、14:30(40 名)
②【毎週火・金】
9:30(20名)、10:30(20名)、11:30(20名)、13:30(20 名)、14:30(20 名)
※9:30、11:30、14:30 の時間帯は団体枠(10名以上のグループ)、
10:30、13:30は 個人枠になります。
※10/24(水)については開園、全ガイド枠20名になります。
●受付期間
参加希望日
10月分 10/23(火)〜 10/31(水)
受付時間
10/1(月)〜
参加希望日
11月分 11/1(木)〜 11/30(金)
受付時間
10/1(月)〜
参加希望日
12月分 12/1(土)〜 12/24(月)
受付時間
11/1(木)〜
希望日の2週間前(往復はがきの場合は、当日必着)までにお送りください。
先着順となりますので、ご希望に沿えない場合がございます。
申し込みについては参加希望日の2週間前で締め切ります。
2週間前を過ぎて定員に空きがある場合は、予約を受け付けますので、
E-mail( yoyaku@meiji-ooiso.com)またはFAX(0463-79-8701)でお申し込みください。
※実施日の2週間前を過ぎた団体枠は個人枠として扱います。
●参加ご希望の方は、事前予約をお願いします。(参加費:無料)
下記「注意事項」を最後までお読みいただき、「注意事項」に同意して申し込みください。
【ガイドツアーの流れ】
1.到着
2.受付
代表者の方は参加証を持参のうえ、滄浪閣前『総合案内』へ直接お越しください 。
【お願い】ツアー開始時間10分前までに必ず受付を済ませてください。
3.集合
4.ツアー開始(約90分)
5.ツアー終了
≪見学に際してのお願い≫
小学生以下の方は、保護者(高校生以上)の同伴が必要です。
(※お子様1人につき、保護者1人が付き添ってのご見学をお願いします。)
ツアールートには段差があるため、お一人で歩行が困難な方(車いす、杖をご利用の方な ど)、ベビーカーでの参加はできません。 あらかじめご了承ください。
キャリーケース等の大きな荷物の持ち込みはできませんのでご了承ください。
ツアー中は、ガイドの指示に従って行動してください。
展示物及び建物(壁、柱等)には手をふれないようお願いします。
また、展示ケースに寄りかかる等の行為はご遠慮ください。
ツアー時間に限りがありますので長時間の撮影はご遠慮ください。
また、三脚等の撮影器具や自撮棒等の撮影補助機材は使用しないでください。
歴史資料の保護のため、邸宅内でのフラッシュ撮影はご遠慮ください。
邸宅内での飲食(あめ・ガムを含む)はできません。
邸宅内では携帯電話での通話はご遠慮ください。
邸宅内は靴を脱いでの見学になります。靴のお間違えがないようにお願いします。
(スリッパのご用意はございません。)
大きな声で騒いだり、走り回ったりしないようにお願いします。
ツアー前日までのキャンセルや参加人数の変更が生じる場合は、
『明治記念大磯邸園』明治150年記念公開事務局 TEL:050-8882-0344
(平日9:00~17:00)
までご連絡ください。
当日のキャンセルや、集合時間に遅れる等のお問い合わせは下記窓口にご連絡をお願いします。
『明治記念大磯邸園』 明治150年記念公開総合案内
TEL:080-4126-9122 (9:00~16:30)
集合時間に遅れる等の事前連絡が無くツアー開始10分前までに受付されていない場合は、自動的にキャンセルとなります。
【ガイドツアーの中止】
悪天候や地震などの天災、その他運営上の都合により、公開が中止になる場合があります。
ガイドツアーの中止については、総合案内にお問い合わせください。
※お申し込み受付後、1週間以内にご連絡します。
●お申し込みを確認後、事務局から「参加証」を発行します。
こちらの返信(または返送)をもって予約成立となります。
●キャンセルや変更が生じた際には、必ず下記「お問い合わせ先」までご連絡ください。
【お問い合わせ先】
『明治記念大磯邸園』明治150年記念公開事務局
Tel:050-8882-0344(平日 9:00〜17:00)
Mail:yoyaku@meiji-ooiso.com
編集後記
偶然の出会い ~明治150年の富士山~一枚の写真から
明治といえば…
小生にとって、本日驚くべき出会いがありました。2週間前、10月10日のことです。
山梨県甲府市勝沼町の国宝「柏尾山 大徳寺(ぶどう寺)」の記事を当サイトに掲載した折、少し気になっていたことがありました。それは、山梨側から撮ったと思われる一枚の「富士山」の古い写真のことでした。
実は、この写真は明治生まれのお爺さんの形見の写真です。お爺さんとお婆さんは休みになるといつも二人で蒸気機関車に乗り、重い撮影機材を担いで日本中を観光しながら趣味の撮影旅行をしていたそうです。
その中で、この写真だけが何処から富士山を撮影したものなのか全く分かりませんでした。
ところが偶然に「柏尾山 大徳寺」の周辺で見どころがないかと探していた折に見つけたのが根場「西湖自然の里」茅葺屋根の家です。そのときは、飛騨地方や五箇山のように茅葺屋根が残っているんだ位にしか思いませんでした(20年以上前に亡くなったお爺さんが撮った茅葺屋根のほうが遥かに古く感じたので…)それでもどこか引っ掛かり、掲載した茅葺屋根の記事を見直してみました。
記事は以下です…
>>>根場「西湖自然の里」には、昔懐かしい20棟の茅葺屋根の家を見ることができます。
昭和41年の台風で茅葺屋根の家は全て流出したが、その後官民あげての努力により復元した。
大善寺から車だと、御坂峠を越え河口湖の北岸・大石を経由して西湖の看板が立っている所を西方面に向かうと根場があります。所要時間は60分位です。
富士山を借景に茅葺屋根の家を撮る!贅沢な写真ですね~>>>
地元の人が話してくれた「昭和41年の台風」で古い茅葺屋根の家は全て流出し建て直した・・・
お爺さんの撮った写真はきっと、台風で家が流出する前の写真に違いない…明治150年の不思議な出会いでした。
明治生まれのお爺さんとお婆さんが、寒さに震えながら何時間も絶好のシャッターチャンスを待ち続け撮影した渾身の一枚「富士山と茅葺屋根の家」をご披露いたします。
鎹八咫烏 記
伊勢「斎王」の明和町観光大使
協力(順不同・敬称略)
国土交通省 〒100−8918 東京都千代田区霞が関2-1-3 (代表電話) 03-5253-8111
国土交通省 関東地方整備局
〒330-9724 埼玉県さいたま市中央区新都心2-1 さいたま新都心合同庁舎2号館
電話:048(601)3151
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
0コメント