このたびの平成30年 7月豪雨、9月台風21号並びに北海道大地震により、亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。
能登町の紹介
能登町(のとちょう)は、平成17年3月1日、能都町・柳田村・内浦町が合併して誕生しました。
○位置
能登半島の北東部に位置し、北は珠洲市と輪島市、南西は穴水町に隣接し、東と南は富山湾に面して海岸線が続き、海岸線の大半は能登半島国定公園に含まれています。
○地理
外浦の豪壮な海食景観に対して、富山湾に面する内浦の柔和な沈水景観は、九十九湾や遠島山など好風景を現しています。北西端にはブナ林で知られ、展望が楽しめる鉢伏山(海抜543m)があり、町域の約8割が丘陵地となっています。
これらを水源として、町野川・山田川・寺田川・梶川・松波川・九里川尻川が日本海に注いでいます。
当地の地形的特徴は丘陵地が海岸にせまり、海岸段丘の発達が見られます。特に東側の海岸線は屈曲に富んでおり、当地の地形的特徴は、山、川、海の豊かな自然環境に恵まれているため、天然の良港が形成されました。
そして、市街地や集落は、生業に応じて海岸部や、山間部の川沿いを中心に形成されています。
○気候
気候は、日本海特有の四季が明瞭で、冬季の降雪も全国的に見れば多い方ですが、年平均気温は13℃前後で、年降水量は1,700mm前後と、北陸地方としては比較的住みよい風土といえます。
○歴史
海岸部では古くから漁業が行われ、旧柳田村、町野川中上流地域や旧内浦町一帯では、中世に大規模な公田を含む広大な荘園が開発されました。戦国時代には、松波畠山氏が松波に居城し、藩政期には、一部を除き前田家の所領に組み込まれ、その後宇出津港や小木港は、漁業・商業で栄えてきました。
また、国指定史跡である縄文時代の真脇遺跡など、旧石器、縄文、弥生時代の遺跡が多く残っています。
○文化
本地域は、自然の恵みへの感謝の気持ちや神への信仰心が篤く、あばれ祭をはじめとする祭りが各地区で盛んに行われているほか、国指定重要無形民俗文化財のアエノコトやアマメハギなどの民俗風習が今も受け継がれています。
アエノコト神事を実演します。
「アエノコト」は、稲作を守る田の神様に祈り、感謝する奥能登の代表的な民俗行事で、昭和51年に国の重要無形民俗文化財に、平成21年9月30日には世界無形遺産に登録されました。
12月5日、1年の収穫を終えた田んぼから夫婦神である田の神様を迎え、ごちそうでもてなします。長く厳しい冬を家族と一緒に過ごした田の神様は翌春の2月9日に田んぼに送られます。昔は、能登町の多くの農家で行われていましたが、最近では昔通りの行事を行う家庭が少なくなりましたが、能登町のすべての農家は、稲作を守る田の神様に祈り、感謝する気持ちを持って農作業に当たっています。
アエノコト実演
場所:柳田植物公園内「合鹿庵」
実演日:毎年12月5日、2月9日
時間:午前11時頃から神事が行なわれます。
アマメハギ(国指定重要無形民俗文化財)
粉雪のちらつく夜、子供の鬼達が簑を付け、フカグツを履き、手に包丁やサイケをさげ、「アマメを作っている者はいないか・・・アマメー」と叫び、なまけ者や悪い者がいないかと子供に聞かせる事により怠け癖を戒める神事です。
地区の小中学生が鬼に扮し、田畑の春の耕作を前にいろりにあたっている農家に「早く外に出て働け」と怠け癖のついた人達を戒める行事。この行事が終わると能登にも遅い春が訪れます。
お問い合わせ先
能登町「ふるさと振興課」 〒927-0492 石川県鳳珠郡能登町字宇出津新1字197番地1
電話番号:0768-62-8532
○産業
産業分野では、豊かな自然を背景とした第1次産業が、町の基幹産業となっています。
農業では、稲作をはじめとして、ブルーベリーや能登牛が特産品となっています。
漁業では、イカ釣漁業と定置網漁業が全国的にも有名で、定置網で獲られたブリは「宇出津港のと寒ぶり」としてブランド化されています。
平成17年7月には小木港に海洋深層水施設が完成し、塩や脱塩水をはじめ、加工品など関連商品の開発が進んでいます。
○交通
道路は、国道249号および珠洲道路を主軸とし、道路網を形成しています。
平成15年7月には能登空港が開港し、東京から1時間あまりで能登町に訪れることが可能となりました。
白丸曳山祭~平成30年9月25日開催
若い衆を中心に鉾山を曳き、キャラゲ(小学校の男児)が華やか柄模様(えもよう)で鈴を付けた長襦袢(ながじばん)を着て、ウコン色の手甲椡伴、柄模様の冠をかぶせ、顔が少し見える程度の女装をし、一山に2、3人くらい乗せ、曳き山唄や掛け声を合図に進行される、いわば進行役にもあたるわけで、これらの子供を「キャラゲ」と言い、唄も「キャラゲ」と言うが、むしろ「キャラゲの唄」というのが正しいかもしれませんね。
また、鉾山は町内を回り、各辻々に決められた唄を唄い、また、各家庭にも上がり「若衆の囃子」でおめでたい唄を唄い、家内安全を祈り、大変にぎやかです。
開催日 /毎年9月25日
開催場所/能登町白丸地区(菅原神社)
石仏山祭
打ち鳴らす太鼓を合図に石仏山へ入り、急な坂道を登ると、中腹に前立(まえだち)という高さ3m、幅0.6mの巨石があり、左右に小さな石が並ぶ。これは大己貴命(おおなむちのみこと)の霊代とされていて、ここが祭場となり、巨石の中頃にしめ縄をした前立の前に参集し、神饌(シンセン)を備え、その年の豊作を祈ります。
石仏山は潔界山とも言われ、今日までも女人禁制の霊山。
石仏山は古代の祭祀遺跡であり、社殿のない神社として古来尊崇されてきた。石神信仰におこり、中世の修験道の霊場信仰を経て、麓ムラの神社の祭りとなってからも祭祀組織の当耶制が行われており、また石仏山の神を降ろして祭った後、田の神として里に降りられて春の農耕が始まることなど、民間信仰との強い絆があります。
日時:毎年3月2日
場所:能登町柿生地区
追記
序に奇祭" 石仏山祭 "をご紹介しましょう!
「石仏山祭」長崎県の対馬でも同じようなお祭りがあり、きっと歴史的な繫がりが有るかもしれませんね?ご参考までにご紹介しました。
大変に興味深いお祭ですね〜!
能登町では、吃驚する程沢山の不思議なお祭りがあり、一年を通して何処かの地区で何らかのお祭りが行われているようです。どのお祭りも背後にローカルな、深い歴史が有りそうで大変に興味深いものです。祭女・祭男(要注釈)?は「ふるさと振興課」に尋ねてみて下さい。どの祭りも大変に興味深い。祭女・祭男は「ふるさと振興課」に尋ねてみて下さい。
昨年同様、今回ご協力いただいたのは「ふるさと振興課」さん。
能登町役場で商工業振興、観光振興、観光施設、イベント、特産品、、シルバー人材センター 、新エネルギー、国際交流、地域づくり等手がけられて居られます。つい、気軽に相談したくなっちゃいますね…。
きっと町民の方たちにとってはとても心強い存在なんでしょうね!
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」の明和町観光大使
協力(順不同・敬称略)
能登町役場 〒927-0492 石川県鳳珠郡能登町字宇出津新1字197番地1
TEL:0768-62-1000(代)
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