ZIPANG-2 TOKIO 2020~信玄の隠し湯~八ヶ岳山麓秘湯【唐沢鉱泉】「謎:縄文人は知っていたのか?(最終話)」

このたびの平成30年 7月豪雨により、亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。


唐沢鉱泉は標高1870m、八ヶ岳国定公園内に位置する美しい自然に囲まれた「日本秘湯を守る会」の宿です。 唐沢鉱泉の湯は信玄の隠し湯とも言われる八ヶ岳山麓の秘湯です。泉質は日本でも珍しい二酸化炭素冷鉱泉です。宿から数十メートルの敷地より豊富な湯量が自然湧出しています。



八ヶ岳山麓「唐沢鉱泉」

唐沢鉱泉をめざし別荘地帯をぬけると砂利道となります。唐沢鉱泉への道は、絵画の世界に迷いこんだような景色を見ることができます。

八ヶ岳の冬模様は11月末頃から始まります。特に初冬の森の景色は霧氷やキラキラひかる霜柱など美しい世界が広がります。ノーマルタイヤの方は、三井の森売店に駐車され、迎えの唐沢鉱泉の車で外の景色を車よりご覧になりながら、到着後、冬の気持ち良い感触を楽しんでください。写真撮影もおすすです。

唐沢鉱泉は毎年1月中旬、小正月頃までの営業です。12月から1月まで、幻想的な冬山の自然散策を楽しめます。唐沢鉱泉まで除雪してあるので、スタッドレスタイヤで行くことができます。唐沢鉱泉に到着したら、八ヶ岳の冬を満喫し、そして温泉であたたまりましょう。

まさに、これからのシーズンです!
唐沢鉱泉周辺の道は砂利道です。自然散策を楽しみながら澄んだ空気と美しい秋を楽しむことできる静かな場所です。山は、緑一色からとりどりの色を鏤めた絨毯の様に変化していきます。
そして、首を長くして待ち望む山男や山女たちの銀色に輝く世界がいつの間にかやってくるのです。

冬の晴れた日には、紺碧の空が現れ、霧氷が一層キラキラと輝き舞っているようだ。


秘湯唐沢鉱泉の源泉「二酸化炭素冷鉱泉」

二酸化炭素泉は炭酸ガスの小気泡が肌につく温泉です。お風呂にはいると小さい泡がシュワーっと肌につきます。炭酸ガスの泡がミクロの泡として皮膚から体内に浸透し、毛細血管が刺激され、老廃物を体外にだそうとするデトックス効果となり、血管も広がり、低い温度でも保温効果が高く血行がよくなります。

唐沢鉱泉の宿の上方の敷地内に源泉があります。
自然湧出の湯量は豊富で湯の花が多く、源泉池は緑の苔と白い湯の花のコントラストが美しい不思議な風景は一見の価値のある源泉です。四季を通じて変化する源泉です。

唐沢鉱泉の源泉では美しい苔を見る事ができます。

夜の唐沢鉱泉の苔。昼間とは違う美しい様子を見ることができます。

冬も鉱泉は地面からこんこんとわき出しています。ゆっくりと温泉にはいることのできるのも、四季を通しての豊富な湯量の鉱泉の恩恵です。 

 唐沢鉱泉の宿から数十メートルという敷地より、毎分約600リットルの豊富な湯量が自然湧出しています。こんこんと湧き出る鉱泉は苔や草花が生息し、四季を通して美しく神秘的な源泉池を見ることができます。書籍「日本の秘湯」に掲載されており、日本の秘湯を守る会の宿となっております。泉温は約10度のため、源泉より直接引泉し加温しています。効能あり、情緒豊かな岩に囲まれた木の浴槽、身体も心もゆっくりと温かくなる温泉です。


唐沢鉱泉周辺のご案内

唐沢鉱泉は標高1870m、八ヶ岳の中腹にあります。
唐沢鉱泉周辺を散策を楽しんでみるのはいかがでしょうか。 登山のようなハードの運動量ではなく、無理せず自然のなかを歩くと、四季折々の草花や鳥や小動物に出会うことができます。自然そのままの景色を見たり、自然観察散策したり、また唐沢鉱泉を少し下れば周辺には国宝指定の土偶が出土された尖石考古館、諏訪湖、霧ヶ峰など観光だけでなく、古代史や自然環境にご興味のある方、子供から大人まで楽しみながら学べます。

国宝「土偶」
茅野市米沢の棚畑遺跡から出土した土偶で、「縄文のビ-ナス」の愛称で親しまれている。
茅野市尖石縄文考古館でじっくりと御覧ください。


爽やかな空や雲、夜には降りそそぐような星空を仰ぎ、そして温泉にゆっくりとはいれば、心身ともに新陳代謝が活性化されます。
三井の森など別荘地帯を抜け、ひと際静かな自然の中に佇む八ヶ岳山麓秘湯の宿「唐沢鉱泉」。
大自然の中でのひとときのプライベート空間、唐沢鉱泉周辺を散策されることをぜひお勧めいたします。

また長期滞在の方はお食事など気軽に相談のってもらえますよ。


特別料理

1泊2食時の夕食のお料理例は前号にて紹介してありますのでご覧ください。

今号では唐沢鉱泉ならではの特別料理をご紹介します。

猪 鍋(しし鍋)

味噌仕立ての本格的な猪鍋です。地元味噌を使用し、 口に入れるとほのかな甘味と独特の歯ごたえ、身体の芯からあたたまります。 さっぱりとして臭みもなく、唐沢鉱泉おすすめのお料理です。
料金:5000円~8000円(2~4人前 税別)

※猪 鍋(しし鍋)は、ぼたん鍋とも呼ばれており、そのいわれは唐獅子牡丹からきているそうです。
昔、岐阜県の郡上八幡や大和村、また紅葉で有名な滋賀県の東近江市永源寺町などでよばれましたが確かに体がポカポカと温かくなりますよ。小生もお勧めいたします。


鹿のたたき

鹿肉は、高タンパク低脂肪、ミネラルやアミノ酸がバランスよく含まれ、特に鉄分が豊富な為、肥満防止や抗癌作用にも期待されています。季節料理となりますので詳しくはお問合せください。
料金:2000円(2人前 税別)


※鹿のたたき〜八咫烏のズッコケ噺より〜

あれは何時の話だったか?確か昭和40年代中頃、静岡県富士市の材木卸問屋(株)マルダイ 深澤一元(当時社長・現会長)氏の御自宅に泊めていただいた折に、珍しいものがあるから食べないかと言って出されたのが鹿のたたき。イノシシと違って鹿というと愛らしいイメージだったので、何となく哀れで可哀そうだなと躊躇いながらも、つい珍しさに勝てず口に入れてしまったのですね〜そのたとたん、最初のセンチメントは何処へやら…何時しか吹き飛び、出されたもの全てたいらげていたのです。念のため後で深澤社長に確認したところ、どうも小生が食べたのが全てで、他の方々はどなたも一切れも食べていないようでした。若気の至りでは済まされない、いまだに忘れられない赤面の大失態でした。(食い物の恨みは恐ろしいと申しますが多分、小生だけ知らぬが仏で、今も語りぐさになっているに違いない(苦笑)・・・これまでの失敗談を挙げると明日の朝までかかっても終わりそうにないかも?)さて、肝心の一人でペロリとたいらげた鹿のたたきの味はというと、上質な鶏肉の味だったような・・・?45年位前の話でしかも大失態の後、朧げな記憶でのこと(それにしては確り覚えているから、きっと余程美味しかったに違いないです今流行りの最先端ジビエ料理ですよ…)

ご興味おありの方は、是非「唐沢鉱泉」でご賞味ください。


寒天料理

地元特産の寒天料理は整腸効果もあるヘルシー料理としても有名です。
料金:800円(1人前 税別)


お弁当

八ヶ岳登山の方に好評。数量限定のため、確実に入り用の方はお早めに予約を!
 料金:税込870円(税込)


いろいろ飲食他にもあり

※宿泊の客はコーヒー無料サービスというのはコーヒー好きにとって嬉しいですね!



~草や花など植物の好きな方のために~

季節ごとに観ることのできる高山植物

唐沢鉱泉は八ヶ岳国定公園の中に位置します。 標高1870mの宿の周辺には高山植物が咲き、周辺を歩けば四季折々の花や植物を見る事ができます。


春~初夏


初夏~盛夏


晩秋~秋

※お願い

唐沢鉱泉周辺一帯は国定公園となっています。国定公園内での植物等の持ち帰りは禁止されています。貴重な植物も群生しています。植物を大切に見守りながら散策をお楽しみください。


交通アクセス

車の方

・東京方面から

※新宿より約2時間30分(諏訪南インターまで高速道利用時)
八王子インターから中央高速道にて約1時間50分、諏訪南インターでおり、エコーラインにて約20分、茅野市豊平広見の「三井の森」の別荘地につきます。三井の森別荘地を越え一本道にて約20分で到着。

・関西方面から

※名古屋より約3時間20分(諏訪インターまで高速道利用時)
名古屋から中央高速道にて約2時間30分、諏訪インターでおり約30分、一般道にて蓼科方面に向かい約20分、茅野市豊平広見の「三井の森」の別荘地につきます。三井の森別荘地を越え一本道にて約20分で到着。

・上信越方面から

※佐久インターより約1時間30分 上信越自動車道を利用し、佐久インターでおり、一般道にて佐久市望月-女神湖を越え、茅野市豊平広見の「三井の森」の別荘地につきます。三井の森別荘地を越え一本道にて到着。


列車の方

・東京方面から

JR新宿駅 中央本線(東線) - JR茅野駅下車
※特急 約2時間10分

・関西方面から

JR名古屋駅 中央西線 - 塩尻乗換 - JR茅野駅下車
※特急 約2時間30分 


・送迎バス

※予約制 事前予約がある場合のみ運行します。

JR茅野駅(西口交番前あたり)から唐沢鉱泉の送迎バスがご利用になれます。

(乗降車口 JR茅野駅・三井の森売店前・唐沢鉱泉)


追記

秘湯唐沢鉱泉の源泉「二酸化炭素冷鉱泉」は、本当に体の調子がよくなりますよ、全身に付着する炭素の泡が、体から悪いものを吸い取っていってくれる感覚になります。是非一度試してみて下さい。
「秘湯唐沢鉱泉」今回が最終話となります。


鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」の明和町観光大使


協力(順不同・敬称略)

唐沢鉱泉 〒391-0213 長野県茅野市豊平4733-1TEL:0266-76-2525 FAX:0266-76-6071

文化庁 〒100-8959東京都千代田区霞が関3丁目2番2号 電話番号 03(5253)4111


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。





ZIPANG-2 TOKIO 2020

2020年東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、神社仏閣、祭礼、伝統芸能、風習、匠の技の美、世界遺産、日本遺産、国宝等サイトを通じて平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです。

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