万平ホテルアルプス館 旧軽井沢別荘地の中心部に建つ老舗ホテルの本館
障子、椅子、灯り、もうどれ位経っているのかな～。今年の紅葉は・・・
万平ホテルアルプス館
万平ホテルの黎明期には二人の重要な人物がいます。佐藤万平と佐藤国三郎です。佐藤万平が初代であり、国三郎は万平の娘婿です。佐藤万平の死後、国三郎が二代目万平を襲名。万右衛門の興した万平ホテルの前身である旅籠「亀屋」を発展させた初代万平、旅籠からホテルへと発展した「万平ホテル」の礎を築いた二代目万平。二人の意志を今に引き継いでいるのです。
登録有形文化財（建造物）の登録について
文化審議会（ 会長 佐藤信 ）は ，平 成３０ 年７ 月２０ 日（ 金 ）開催の同審議会文化財分科会の審議 ・ 議決を経て ，新たに２０９ 件 の 建造物を登録するよう文部科学大臣に答申を行いました 。 以下は登録有形文化財（ 建造物 ）の概要と主な事例 ，一覧表です 。この結果 ，官報告示を経 て ，登録有形文化財（ 建造物 ）は ，１１ ，９８１件となる予定です 。
１．答申が行われた登録有形文化財（建造物）の概要
新規登録数 ２０９件 ３３都府県７１市町村(区)
累計１１，９８１件 ４７都道府県９２５市町村(区)
２．主な事例
①落ち着いた佇まいをみせる文豪の終の住処旧武者小路実篤邸主屋（東京都調布市）
小説家や画家など多彩な顔をもつ武者小路実篤が昭和 30 年に建築し，晩年を過ごした自
邸。
武蔵野段丘崖線上の中腹に建つ木造平屋建てで，山側の北面に玄関，谷側の南面に居室を設けるシンプルな構成とする。外観は防災性を考慮したモルタル大壁で重厚に仕上げつつ，内部は流行の新興数寄屋風で瀟洒（しょうしゃ）にまとめています。戦後の和風住宅の好例を示す建物です。
②巨大な外観を合理的なデザインでまとめたオフィスビル
富山電気ビルディング本館ほか（富山県富山市）
富山駅と市街地中心部を結ぶ幹線道路沿いにある鉄筋コンクリート造五階建てのビル。
昭和 11 年建築の本館は柱形を細かいピッチ
で並べて垂直性を強調した外観で，中央部を高くして大きなバルコニーをつくり出し，両端に丸窓を設けるなどアクセントをつけています。
近代富山の発展を象徴する，県内初の本格的な複合オフィスビル。
③多くの著名人に愛された，軽井沢を代表するクラシックホテル
万平ホテルアルプス館（長野県北佐久郡軽井沢町）
旧軽井沢別荘地の中心部に建つ老舗ホテルの本館。昭和 11 年建築の木造三階建てで，切妻造妻入りの大屋根を左右に並べた正面は，ヨーロッパ中世の町家風に上階の一部を出桁でせり出して異国情緒を表しつつ，本棟造風の細部など要所に和風の表現を加味しています。
山岳リゾートに相応
ふさわしい独創的なデザインのホテル建築。
④名古屋財界きっての富豪が暮らした，数寄を凝らした上質な邸宅
爲三郎記念館爲春亭ほか （愛知県名古屋市）
名古屋駅と東山動植物園を結ぶ丘陵地の
覚王山地区に建つ実業家・古川爲三郎の旧別邸。
昭和初期の建築で，中心施設の爲春亭は
庭園に張り出す変化に富んだ外観をもち，座
敷や茶室は，数寄屋を基調にした風流な装飾でまとめる。敷地内には，国宝「如庵」を写
した知足庵などの附属施設も残り，戦前の実業家の暮らしぶりを今によく伝えています。
⑤地域の守り神をまつる，豊かな地方的特色をもつ神社
蚊屋島神社本殿ほか（鳥取県西伯郡日吉津村）
日野川下流の箕蚊屋平野に鎮座する地域の 産土神（うぶすながみ）をまつる神社。明治元年建立の本殿は 前室付き流造りと共通する平面としながら， 外観を出雲地方にみられる大社造り風にした 独特の形式をもつ。本殿の正面には，表構えを豊かな彫刻で飾る天保４年建立の幣殿及び 拝殿が接続し，華麗な社殿を形成しています。
⑥渦潮の名所をまたぐ壮大かつ優美なデザインのアーチ橋
西海橋 （長崎県佐世保市，西海市）
西彼杵（にしそのぎ）半島北端の針尾瀬戸にかかる国道202号の道路橋で，上路式ブレースドリブアーチを主体とする鋼鉄製の橋です。トラスのア ーチ本体は，脚部に向けて開く形状の断面と し，現代的な軽快さと古典的な安定感をあわせもつ。昭和30年の建設時には東洋一の支間長を誇った，我が国の高度な橋梁技術を示す大規模鋼橋です。
夕陽の西海橋
編集後記
今回の台風20号の予測進路を見ると1959(昭和34)年9月26日から27日にかけ死者 4697人，行方不明者 401人，負傷者 3万8921人，住家全半壊 83万3965棟，床上・床下浸水 36万3611棟の戦後最大の台風災害をだした伊勢湾台風を思い出します。
当時名古屋に住んでいた小生の家族は、暴風により屋根瓦は吹き飛び、床上まで浸水し、当家の窓から頑丈な造りの隣家の窓にロープを張りやっとのことで命からがら逃げ出したが、台風が去ったあと当家は見るも無残な姿でした。
今思うと命があったのが不思議なくらいでした。命からがらとはこんなことなんですかね～、当時は小っちゃくてわかりませんでした。それでも小生の住まいの地域はまだましなほうで、名古屋市の港区、南区、昭和区の海や川に近い地域は、屋根の上まで水がきて、逃げるに逃げれない、おまけに貯木場の材木の筏が外れ家々を襲ったのでした・・・、当時はまだ、ボランティアという言葉さえ聞かなかった、（自分たちが生活していくのに精一杯の時代でした。それでもみんな助け合い、喧嘩しながらも明るく楽しそうでしたよ。）自衛隊、警察、消防、県庁、市役所、区役所、企業の従業員、町内会のみなさん総出で我が身も顧みず一生懸命人命救助に尽くしてくださったことを、当時テレビはまだ普及していないので、何か月か後に映画館で映画上映の前のニュースを見て知りました。
本日のテーマとは直接、関係はありませんが、どうか台風の予想進路にある地域の皆様は、万全の備えをして下さい。
気象庁提供の台風20号の予想進路を添付いたします。
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」の明和町観光大使
協力（順不同・敬称略）
株式会社 万平ホテル〒389-0102長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢925TEL 0267-42-1234
調布市教育委員会〒182-8511東京都調布市小島町2丁目35番地1電話 042-481-7111
富山電気ビルデイング〒930-0004富山県富山市桜橋通り3番1号TEL 076-432-4111
日吉津村教育委員会〒689-3553
西伯郡日吉津村日吉津872-15 TEL 0859-27-5956
(一社)長崎県観光連盟 長崎県文化観光国際部観光振興課
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