ZIPANG-2 TOKIO 2020 ~アーティスト・塩田千春~「GINZA SIX 中央吹き抜け空間に、新作インスタレーション『6つの船』を展示。森美術館にて個展開催!」

先の北海道における地震災害、関西地方ならびに中国四国・九州地方における大雨・地震災害で亡くなられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。


銀座エリア最大の商業施設「GINZA SIX」では、2019年2月27日(水)~10月31日(木)までの期間、施設中央 に位置する吹き抜け空間に、アーティスト・塩田千春による新作インスタレーション「6つの船」を展示します。

パース

GINZA SIXの開業以来、3 作品ぶりの日本人アーティスト起用となる新作アートを手掛けるのは、ベルリンを 拠点として国際的に活躍し、2019 年 6 月から過去最大規模の個展開催が控えているアーティスト・塩田千春。


本作品は、「6 つの船」をテーマに全長 5 メートルの 6 隻の船が中央吹き抜け空間を飾ります。これまでも塩田氏 の作品にはしばしば船がモチーフとして用いられてきました。船は人や物だけでなく、時間をも運びながらいず れかの方向に前進するものであり、「存在とは何か。生きているとはどういう意味なのか。私たちは何を求めて、 どこへ向かおうとしているのか」を追求してきた塩田氏の問いに共鳴しています。


新作アートでは、戦後多くの 困難を乗り越えて復興を遂げてきた銀座の「記憶の海」を 6 隻の船が出航し、前進する様子を表現しています。 6 隻の船は異なる高さや向きで配置されているため、GINZA SIXの各フロアから見え隠れする船を眺めながら、 ふと異次元を訪れるような想像の旅をお楽しみいただけることでしょう。

パース

GINZA SIXの象徴とも言える中央吹き抜け空間では、これまでに草間彌生、ダニエル・ビュレン(Daniel Buren)、ニコラ・ビュフ(Nicolas Buffe)といった世界で活躍するアーティストの作品を展示し、クリエイティブな エネルギーと驚きの要素に満ちた、感性を刺激するアートプログラムを展開してきました。本作品では草間彌生、 ダニエル・ビュレンの作品に続いて森美術館が監修を務めており、館内各所にも国内外で活躍する注目アーティ ストの作品を常設展示しています。

草間彌生 ≪南瓜≫©YAYOI KUSAMA

銀座および東京の文化発信拠点として、お客様が身近にアートと触れ合える機会を創出し、より豊かな生活 を提案するGINZA SIXの取り組みにぜひご注目ください。

 GINZA SIX 

新作インスタレーション概要

鉄枠、フェルト、ロープの素材で作られた全長5 メートルの 6 隻の船が、空間全体に張り巡らせた無数の白い糸に よって吊り下げられており、鑑賞する位置や目線の高さによって見え方が変化する様子をお楽しみいただけます。 近代日本の歴史が詰まっている銀座において、様々な困難を乗り越え、その度に発展を続けてきた銀座の “記憶の海”を出航し、前進する様子を表現しています。


【 作 品 名 】 6 つの船

【アーティスト名 】 塩田千春

【 展 示 場 所 】 GINZA SIX 中央吹き抜け

【 展 示 期 間 】 2 月 27 日(水)~10 月 31 日(木)予定

【 サ イ ズ 】 全長 14 メートル×高さ 8.5 メートル ※船は 1 隻あたり全長 5 メートル  


アーティスト・塩田千春メッセージ 

Photo:Sunhi Mang

船は人や物を運ぶだけではなく、時間も運ぶ。私の作品のテーマで ある「存在とは何か、生きているということはどういう意味なのか」や 「私たちは何を求めて、どこへ向かおうとしているのか」という問いに 寄り添っています。ここ数年船を作品に使っているのは、それぞれに 方向性があり前進する、という意味も含まれているからです。 銀座には様々な記憶の中に人々の物語があります。幾度となく銀座 を襲った震災や空襲の度に復興し、たくさんの困難を乗り越えて 復活してきた銀座は日本の歴史の象徴かもしれません。 約 25 年前、銀座の画廊を見て、なんとかここで個展ができないかとクタクタになりながら、カバンの中に作品の ポートフォリオを入れて歩き回っていました。アーティストとして作品を作って発表をしていくという壁の高さを、 ただ思い知ったのも銀座でした。今回、GINZA SIX の吹き抜けを使って作品の発表ができることをとても嬉しく思います。


塩田千春プロフィール

1972 年、大阪府生まれ。ベルリン在住。
2008 年、芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。南オーストラリア美術館(2018 年)、ヨークシャー彫刻公園(2018 年)、スミソニアン博物館アーサー・ M・サックラー・ギャラリー(2014 年)、高知県立美術館(2013 年)、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(2012 年)、国立国際美術館(大阪、2008 年)などの個展のほか、シドニー・ビエンナーレ(2016 年)、キエフ国際現代美術ビエンナーレ(2012 年)、横浜トリエンナーレ(2001 年) を含む国際展な ど、これまで世界約 35 か国で 250 展以上の展示に参加。
2015 年には第 56 回べネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館代表。
2019 年 6 月に森美術館にて過去最大規模となる個展を開催予定。


<関連情報>

森美術館にて塩田千春の過去最大規模の個展を開催

塩田千春の過去最大規模の個展が、6 月 20 日(木)より森美術館で開催されます。大規模なインスタレーション 6 点を中心に、立体作品、パフォーマンス映像、写真、ドローイング、舞台美術の関連資料などを加え、20 年に わたる活動を網羅的に体験できる初めての機会になります。「不在のなかの存在」を一貫して追究してきた塩田の集大成となる本展を通して、生きることの意味や人生の旅路、魂の機微を実感していただけることでしょう。

塩田千春 《不確かな旅》
2016年 鉄枠、赤毛糸
展示風景:「不確かな旅」ブレイン|サザン(ベルリン)2016年 撮影:Christian Glaeser


展覧会名:「塩田千春展:魂がふるえる」
主催:森美術館
企画:片岡真実(森美術館副館長 兼 チーフ・キュレーター)
会期:6 月 20 日(木)~ 10 月 27 日(日)
会場:森美術館(東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F)
時間:10:00~22:00(最終入館 21:30)※火曜日のみ 17:00 まで(最終入館 16:30)
料金:一般 1,800 円、学生(高校・大学生)1,200 円、子供(4 歳~中学生)600 円、 シニア(65 歳以上)1,500 円
お問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」の明和町観光大使


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。      


ZIPANG-2 TOKIO 2020

2020年東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、神社仏閣、祭礼、伝統芸能、風習、匠の技の美、世界遺産、日本遺産、国宝等サイトを通じて平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです。

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